3年間通った小規模保育園の卒園式。涙より先に浮かんだのは「この先どうしよう」でした。
先生方も優しく、家庭的な雰囲気でとても良い園でしたが、2歳児クラスまでで卒園。共働き家庭にとって、次の預け先探しが始まりました。
この記事では、就労主導型の小規模保育園から認定こども園に転園したリアルな体験をもとに、感じたギャップ・共働き家庭の課題・縦割り保育のメリットまでを紹介します。
転園を考えたきっかけ
うちの子が通っていた小規模保育園は2歳児クラスまで。家庭的で温かく、とても良い環境でした。
しかし、就労主導型のため「3歳で卒園」というルールがあり、どれだけ気に入っていても次を探さなければなりません。
秋頃(9月ごろ)から、妻の職場に近いエリアを中心に5軒ほど見学を回りました。
朝の送迎と夕方のお迎えを考えると、家と職場の動線上にあることは最優先の条件でした。
幼稚園に決めた理由
友人やネットの情報を調べる中で、「保育園より幼稚園の方が小学校に入ってから困らない」という声をよく聞きました。
それまでの園は“生活リズム重視”だったので、次は“教育的な刺激”もあった方がいいかもしれない。そう思い、幼稚園を選ぶ方向で検討しました。
見学した園は、給食が週3回だけの園もあれば、毎日ある園もありました。お迎えの時間も園によってバラバラで、仕事との両立を考えると何を優先するかを慎重に考える必要があると実感しました。
最終的に重視した条件は以下の3つです。
- 給食が毎日ある
- 大規模すぎず(全体で100人ほど)落ち着いた雰囲気
- 家と妻の職場から無理なく通える距離
見学した園と決め手
見学したのは、
- 最初から認定こども園:1園
- 幼稚園:3園
- 幼稚園から認定こども園に移行した園:1園
“最初から認定こども園”の園は管理的で子どもに合わなそうと感じて候補から外しました。
幼稚園のうち2園はお迎え時間が早すぎたり、給食が少なく共働きには現実的でなかったため見送り。
結果として、給食が毎日・規模がちょうどいい・雰囲気が穏やかという理由で、今の園に決めました。
転園後に感じたギャップ
認定こども園なので、2号認定の申し込みもしましたが結果は「不承認」。
そのため、新2号認定でのスタートになりました。
ただ、4月1日からの入園を希望していたものの、園からは特に案内がなく、こちらから問い合わせてようやく登園が可能に。
この経験から「共働き家庭なら2号認定が確実に取れる園を選ぶ方が安心」と実感しました。
正直、共働きには幼稚園より保育園の方が柔軟だと感じました。
縦割り保育での戸惑い
新しい園も縦割りクラスだったので、以前の小規模保育園と似た雰囲気を想像していました。
しかし、実際は大きく違いました。
年少は「できなくて当たり前」とされ、活動でも「年少さんはまだやらなくていいよ」と言われる場面が多く、挑戦する前にあきらめる癖がつきそうな空気。
以前の園で「やってみよう!」「できたね!」と励まされていた息子は、少しずつ自信をなくしていきました。
一人っ子ということもあり、上の子との関わりに慣れていなかったのも戸惑いの原因だったと思います。
さらに、同じ学年の子が7人、男の子は4人だけ。
上の学年の男の子も2人だけで、遊びの輪が固定化しやすく、最初の2か月ほどは「みんなで外に行こう」と言われても1人で走っているだけの日もありました。
親として「大丈夫かな…」と心配したのを覚えています。
縦割り保育で見えた成長
2か月ほど経つと、面倒見のいい年中さんの女の子が一緒に遊んでくれるようになりました。
追いかけっこをしたり、外遊びに誘ってくれたりして、少しずつ笑顔が増えていきました。
さらに、年中の男の子と虫取りをしたり、LaQで遊んだりするうちに、上の子を見て学ぶ力が育っていきました。
できることが増え、言葉もぐんと増えたのはこの頃からです。
最初は「年少が置いていかれるだけ」と感じていた縦割り保育でしたが、
時間が経つにつれて「上の子が手本になり、下の子が伸びる」という本来の良さを実感しました。
共働き家庭へのアドバイス
- 2号認定が取れるかを事前に確認する:新2号は融通がきかず働き方に制約が出る場合も。
- 給食・延長保育・お迎え時間は生活リズムで選ぶ:共働き家庭では最優先ポイント。
- 園の雰囲気は子どものタイプと合うか重視:先生の口調や空気感は見学でチェック。
- 縦割り保育は時間をかけて慣れるもの:最初の数か月は“慣らし期間”と割り切る。
- 家庭全体の動線で考える:「合う園」より「続けられる園」を。
転園は親子にとって大きな変化ですが、環境に慣れる中で必ず成長が見えてきます。
迷っている方は「続けられる園」を基準に、無理のない選択をしてみてください。

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