「もう怒りたくないのに、また怒ってしまった」——そんな夜が何度もありました。寝かしつけのあと、静まり返った部屋でため息をつきながら、「どうして楽しめないんだろう」と自分を責めてしまう。
頭では「子どもが一番かわいい時期」だとわかっているのに、心が追いつかない。そんな時期に僕を救ってくれたのが“本”でした。
スマホを見るよりも、誰かの言葉をゆっくり読む時間。そこにあったのは「正解」ではなく、同じように悩みながら子どもと向き合う親の姿でした。
この記事では、僕が「育児を楽しめない」と感じていた夜に読んで心が軽くなった、3冊の本を紹介します。どれも難しい育児書ではなく、“パパの心を整えてくれた本”たちです。
最初に直面した壁:育児を“こなす作業”にしていた
息子が1歳を過ぎたころ、僕の頭の中は「やらなきゃ」でいっぱいでした。寝かしつけ、食事の準備、保育園の送り迎え。どれも“タスク”として処理していて、気づけば「楽しむ余裕」がなくなっていました。
妻が子どもと笑って遊んでいるのを見ても、「自分にはできない」と落ち込む。そんな夜、ふと手に取った一冊の本に救われました。“育児は完璧にやるものではなく、問い続けるもの”——まさにその一文が、僕にとっての転機でした。
試してみた工夫・改善策:本で「心の整理」をする時間をつくった
① 『父親からの問いかけ』(マルコ社)——父親としての“考える時間”をくれた本
育児書というより「父親としての在り方を考えるきっかけ」をくれる一冊。「子どもに何を伝えたい?」「父親とは何か?」——問いかけのような文章が続き、読んでいるうちに自分自身と対話している感覚になります。
正解を教えるのではなく、“考えること”を促してくれる内容。夜に読むと、頭が整理されて「明日はもう少し穏やかに過ごそう」と思える本でした。
② 『モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす』(藤崎達宏 著)——“見守る勇気”をもらえた
「つい手を出しすぎていたな」と気づかせてくれた一冊。子どもは“自分で考え、やってみる”ことで成長する——親が手を出さないことも立派なサポートだと教えてくれます。
特に「失敗する自由を与える」という視点が印象的。完璧に導くより、見守る勇気を持つ——その考え方が、僕の育児スタイルを大きく変えました。
③ 『子どもの気持ちがわかる本』(イザベル・フィリオザ 著)——怒りをやさしさに変えるヒント
フランスの心理学者イザベル・フィリオザの名著。「子どもの感情を理解する」を軸に、親の接し方や言葉の使い方を丁寧に解説しています。
「子どもの感情を否定せず“言葉にしてあげる”ことが大切」という一節が心に残りました。「泣かないで」ではなく「悲しかったね」と言い換えるだけで子どもが落ち着く——実践を重ねるほど、親の自分も穏やかに。
怒ってしまった夜、この本を思い出すと「次はこう言ってみよう」と自然に前を向けます。
どう変わったか:本が“心の休憩所”になった
本を読むことが僕にとって“自分を整える時間”になりました。ページを閉じると、不思議と焦りが消えて「まあ、今日はこれでいいか」と思える。
完璧な父親を目指すより、子どもと一緒に悩んで、考えていけばいい。そう思えるようになってから、育児を“こなす”のではなく“味わう”ことができるように。
妻にも「最近、穏やかになったね」と言われたとき、本を読む時間が“自分のケア”になっていたんだと実感しました。
助けられたグッズ・サービス紹介
寝かしつけ後に部屋を真っ暗にして、イヤホンで“聞く読書”。目を閉じたまま続けられるのが魅力。モンテッソーリ入門なども音声で聴けて便利です。
真っ暗な部屋でも読める電子書籍リーダー。寝かしつけ中も片手操作でOK、ページ送り音がしないから子どもを起こしません。
まとめ・パパからのメッセージ
育児を楽しめない夜は、誰にでもあります。大事なのは「楽しめない自分を責めないこと」。本は、心をそっと整えてくれるやさしい道具。ページをめくる10分で気持ちは少し整い、明日がほんの少しだけ軽くなります。

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